ゴホンヅノカブトムシ累代闘記!!


和名:ゴホンヅノカブトムシ
産地:タイ・チェンマイ
累代:ワイルド

2004年10月初旬、衝動的に欲しくなったゴホンヅノカブトムシ。
その風貌に惚れてしまった私は累代に挑戦することにした。

 

まずは、産卵形態を知らなくてはいけない。
インターネットにて調べてみた。
検索サイトは私の愛用している「google」である。

わんさか出てくるのを覚悟していたのだが、思ったよりすくなかった・・・・。
で、産卵関係のHPを拝見。

どのページにも「産卵には竹の腐葉土が必要」と書かれている・・・・・。

 

実はタイでは普通種との情報を聞いていた私は、この種を当然ナメクサっていました。
「竹の腐葉土・・・・・・。そんなのこの辺にはないし・・・。どうすっべ?
ってな感じで私は困ってしまいました。

そんな中、とあるHPで、興味深い内容を発見!!

『腐葉土とマットを混ぜたものにも産卵した。』
『飾りに竹の枝と葉を使用。』

まぁ、こんな内容だったと思います。

そこで、早速園芸用腐葉土とその辺の家の庭から竹の葉っぱをもらってきました。

で、こんな感じでセット。

ちょっとカブにしては凝ってみました(笑)

 1.ゴホンヅノの生息地は竹藪とのことなので、竹を入れてみました。
 2.三層にわけた理由は腐葉土〜土化中の層〜土化をイメージし、な
   おかつ腐葉土の上に竹(葉付き)を置くことによって腐葉土は竹の
物だとカブトに勘違いをさせるため。            
3.まぁ、産まなくてもイイヤ!!             

作戦名は『THE 勘違い作戦』です。

ペアで購入しましたので、早速SETに投入です。

 

   飼育環境
     室温22〜25℃
     部屋は思いっきり西日が入り込むので薄いカーテンが敷いてあります。
     直接産卵SETに日光は当たりません。
     ペアで入れていたのは一週間ほど。
     餌はバナナとフジ○ンの乳酸ゼリーです。

こんな感じで約一ヶ月間放置PLAYです。

 

11月6日SET解体

緊張の一瞬です。そうです。数週間前に確認したときにあの小さな悪魔達が大量に発生していたのです。
速攻外への緊急避難!!
そして、一気にフタを解放!!小さな悪魔達は無事に野に放たれました(笑)

SETを割り出すと一番下の固詰めマット層から卵が出てきました。
直径約3mm。マットには空間が無く、埋められているような感じでした。
とりあえず産卵はしていました。作戦の第一段階は成功です。
プリンカップに5個ほど採卵し、マットは産卵ケースに戻しました。
Dy・H・リッキーにて採卵後に卵が腐ってしまった経験があったので、びびりが入ったためです
カップ内の卵が無事孵化するのを待ってから割り出ししようと思います。

 

11月24日SET解体2回目

本日、本格的にSETの割り出しを行いました。
前回、コバエのブリードに成功していたので、ケースの間に新聞紙を挟んで進入防止をしていました。
さて、今回のコバエ達はどれくらい出てくるでしょうか??





!!
なんと、零匹!!!(多分・・・)
コバエ撲滅は第1段階成功でした。
で、肝心の幼虫の方は・・・。
とあるHPで、ゴホンヅノカブトムシは産まないと言っていたような気がします。
産んでも せいぜい10匹くらいとか。
結果は初令幼虫40匹
ゴホンヅノのメス、竹腐葉土と勘違いしすぎです!!

誰だよ、産まないとか言ってたヤツ!!
産みすぎです(^^;)

とりあえず幼虫は確保できました。
しばらくは衣装ケース内で多頭飼育していく予定です。
さて、誰の玄関先に置いてこようかな??(爆)

 

 

12月27日何となく更新

え〜とですね、とりあえず幼虫の様子を報告します。
現在、幼虫共は放置してあります。
する事ないし・・・・・。
プリンカップに3頭居るのですが、現在10円玉位の大きさになってます。
このまま来春まで放置しますか・・・。
決して面倒くさい訳ではないです。

 

2005年突入!!

 

2月2日 放置状況報告

なんにもする事がありません。
生存頭数さえも不明。
先に採卵した5頭は順調?に成長中。
あまり大きくはないです。


4月1日 さぼってましたが・・・

とりあえず、生存中の幼虫は20頭近くいると思われます。
で、先月に衣装ケース3個に分散しました。
大きさは国産カブトの幼虫よりは大きいかな?位です。
で、この間、新情報を入手!!
ゴホンヅノは多頭飼育はしてはいけないらしい・・・。
え?思いっきり多頭飼育してるんですが・・・・・(;゚Д゚)
いやな予感がします・・・。


5月1日 生存確認と餌交換

不安な情報(多頭飼育の件)を入手してから1ヶ月・・・。
そろそろ餌交換の時期でもありますので生存頭数を確認してみました。
まずは衣装ケース3個を2階の飼育部屋から搬出しました。これが意外と大変(;゚Д゚)
で、早速出してみると、出てくる出てくる、3令幼虫がぼろぼろと・・・。
正確な数を把握してみました。
現在、35頭。マイッタ(>_<)
正直、こんなにいるとは思ってませんでした。
来年の今頃は「ゴホンヅノ祭り」状態と思われます。


これでもまだ全頭数の半分くらいです。

しかも不明の2令幼虫まで出てきやがった!!

一体おまえは何者なんだ・・・・・・。

 

 

5月15日 遅れて更新

去る5月7日に幼虫を見てみる。
予定では元気に餌喰ってるはずだったのだが・・・

酸欠で上に上がってきてるよ・・・(;゚Д゚)
どうしよう・・・

と言うことで記念撮影してみました(爆)

どうですか、この大きさ。
気持ち悪いですよね・・・゜~( ^O^゜~)))))ヒェェエ
こんなのが今35匹います。
酸欠対策は・・・・・してません・・・・・(;゚Д゚)

 

 

10月6日 すでに蛹(;゚Д゚)

更新してませんでした。
これまでの飼育状況は簡単に説明すれば、放置。
詳しく説明しても、放置。
ややしばらく放置してました(爆)
で、最近オークションにてWD物が出回り始めたので、見てみることに。

蛹+前蛹が・・・・(;゚Д゚)
しかも過密飼育のせいなのか、蛹数頭がダニに喰われてました。

やばいです。

一体何頭生き残るのか?

 

今回感じたことは、

・ゴホンヅノカブトムシは蛹室を作るのがヘタ。
・蛹化もヘタ。
・オイラの飼育もヘタ

と言うことです (T0T)

まぁ、次回に課題を持ち越しと言うことで。


雌蛹

 

 

 

10月18日  前蛹のその後

 

前蛹を人工蛹室に移して約2週間がたちました。
ゴホンヅノはワンダリングが激しいと聞いてたので、無事蛹になることを祈ってました。

結果は見事蛹に変身!!
しかも♂です。
カワイイです。
角が凄いことになってます!!
超短角!!

雄蛹。角のような物が見えるのがわかりますか?

コヤツラもコーカサス等と一緒なのだろうか?

どうやったらあの格好良い角が出せるのだろうか・・・。
今後に課題を残しすぎのような気がします。

この間新しく仕入れたゴホンヅノもSETしております。
今回は産むのでしょうか?

 

2006年突入!!

1月12日成虫になってます。

この記録を初めて、1年3ヶ月が過ぎようとしております。
未知 のカブトムシ?「ゴホンヅノカブトムシ」を飼育してきました。
で、ようやくWF1の画像を載せるときがやってきました。






どうですか!!この角の短さ。
泣けてきます。
しかも、先に蛹になっていた♀は★に・・・(T0T)
で、ここに来て、新たな事実が判明いたしました。
このカブトムシ・・・
蛹になるのがへたくそです。
ダニにも弱いです。
国産と同じような環境(多頭飼育)では耐えられないようです。
なぜ多頭飼育がダメというと・・・

40匹強も居た幼虫でしたが、
成虫になったのはわずか2頭。
現在、未だ幼虫が1頭。

その大半が多頭飼育による?蛹化不全。
ダニに捕食されておりました。

去年購入したWD♀が今回無事15頭の幼虫を残してくれました。
今回は3令になり次第、個別飼育にて管理してみたいと思います。

ちなみに、前回書き忘れておりましたが、蛹はマットの堅い部分の蛹室を作っております。
黒土はやはり有効なのか?
それも実験対象にしてみたいと思ってます。
目指せ、中角!!

次は「ゴホンヅノカブトムシ飼育記パート2〜長角までの道のり〜」に続きます!?


つづく

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